ラマダン(イスラム暦9月)の断食(サウム)というと、1ヶ月も続くつらい行為という気がしますが、飲食が許される日没後は日中の禁欲の反動かお祭りさわぎです。それを象徴するのが各地で開かれるラマダンバザール。
クアラルンプールで古くから続く繁華街 Jalan Tuanku Abdul Rahman (ジャラン・トゥアンク・アブドゥル・ラーマン)の裏手 Lorong Tuanku Abdul Rahman ( Lorong はこの場合、小道・裏道的な意味合いです)で開催されるラマダンバザールに行ってみました。
よろしければ
2023ラマダン・バザールに行ってみた①カンポン・バル編 もご覧ください
Lorong・TARのラマダンバザールはどこでやってるの?
ジャラン・トゥアンク・アブドゥル・ラーマン(TARと略します)はマレー系とインド系の伝統衣装店が並ぶ繁華街。ランドマークはSOGOです。
公共交通機関だとLRTアンパン線、スリ・プタリン線のBandaraya駅で降りるとSOGOがあるので分かりやすい。Masjid Jamek 駅で降りて北上してもOK。どちらで降りても徒歩5分くらいです。
注意:バザールは大通りの裏手にあるLorong・TARで行われます。土曜日のみJalan・TARも開催の場合有り。
テントを見るとすべてにDBKL(クアラルンプール区役所)の文字と市の紋章いり。
どうもこのバザールは区役所が直接管理するようです。
区役所管理のバザールはいいが、禁止事項の垂れ幕に?。全部マレー語なので詳しくは分からないがプラスチックのカップ、容器は禁止みたい。これで飲食物屋台はどうやって営業するの? 食器は客が持参? まさかね…
ラマダンバザール始まりました…でも
始まったバザールに行って判明しました。区役所管理部分のバザールは服飾屋台ばかりで、飲食屋台が無いのです。カンポン・バルのラマダンバザールは飲食屋台が楽しかったのでがっかり。
土曜日は Jalan・TAR が屋台に解放されるのか?
実は1回だけ大通りの Jalan・TAR も全面封鎖されて飲食物屋台であふれかえったことがありました。3/25(土)のことですが、それ以降はわかりません。
そしてこの原稿が完成した4/8(土)
Jalan・TARに夕刻行ってみたら屋台天国になっていました。これがラマダン期間毎週開催なのかは不明、確認中です。
チキン・レンダン(RM5)、ソフトクラブ揚げ(RM7)、もち米(RM10)で夕食。
計22リンギット(¥660)とそんなに安いわけではないが、お祭りですので。
土曜日は屋台天国にしているのか、「みいつの夜」の祝日だったからなのかは不明。
飲食物屋台もありますよ
飲食物屋台での買い食いを楽しみにしている方々、ご安心ください、ちゃんとあります。
区役所管理の部分は飲食屋台ありませんが、周辺に屋台トラックが並んで営業しています。
最初の地図で緑でマークされている部分です。ただ当然ながら、ラマダン期間の昼間はお持ち帰りのみ、ムスリムではない日本人は食べてもよいが、そこは遠慮しましょう。
Lorong・TAR バザールの神髄は真夜中にあり?
深夜12:00ちかい真夜中に Lorong・TAR バザールに行った日があります。深夜だというのにかなりのお客が来ていてびっくり。飲食物屋台は日没後に飲食が許可されると閉店していくようですが、ここの屋台はそれからが勝負のようです。
さすがにムスリム全員が毎晩夜遊びしているわけではないでしょうが、日中の苦行のストレスを夜に発散している感じ。昼間ぼ~っとしている人もいるというのは納得ですね。
まだ断食期間半ば。皆さんホドホドに頑張ってください。
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