マレーシアに移住して半年がたちましたが、初めて一時帰国してみました。現役時代はマレーシアに来るのも時間の制約があり、時間をお金で買うような状況もありました。
めでたくリタイアして、収入は無いけど時間に余裕があるようになりましたので、どれだけリーズナブルに往復できるか試してみます。目的地は実家のある仙台です。
やはりカギは航空券の価格
インターネットのありがたさ、自分で航空券を手配できる時代になりました。トラタロウが海外旅行を始めた1980年代では、旅行社に手配を頼み、希望の行先、価格をリクエストして待つしかありません。
正規運賃を払えば一発で買えますが、欧州往復なんて正規運賃70万円ぐらいしたかな。
昔に比べてリーズナブルな航空券をゲットしやすくなりましたが、未だに不可解なのが航空券価格の決まり方。航空会社、時期・日時、目的地で違うのは当然ですが、この3要素が同じでも乗客が払った料金が違うことも当たり前。同じフライトの同じクラスのシートでも航空券の取り方で価格は違っているということです。
時々海外へのフライトで日本人と臨席になり、会話を交わすなかでお互いの航空券価格が分かったりします。たいがいトラタロウの方がかなり安く、うらやましがられる事がありました。違いはトラタロウは早めに予約・購入することができたから。
現役時代のトラタロウは高校教師でしたが、あの業界は4月当初に年間の計画が決定していて、ほぼ変更がありません。変更があるとしたら天変地異(台風で体育祭延期します、とか)、感染症(現役最後の修学旅行は、苦労して準備したのに中止になりました)ぐらい。
よって夏休みの旅行は4月中、冬休みの旅行は9月中に予定を立てて航空券の手配もできました。3~4ヶ月前ですと、けっこうリーズナブルに航空券をゲットできる可能性が高いのです。
※ 早ければ早いほど良い、という訳でもないようです。早すぎると早割りが出ていなかったり、航空会社が商品をまだ準備していなかったり、があるようですので。
お得な航空券を発見です
一時帰国予定日を5/8(月)としました。ゴールデンウイーク終了の翌日でオフシーズン開始ですからね。1月の初めから時々航空券のチェックを始めます。もっぱら使い慣れたスカイスキャナーで捜していたら1/21によさげなフライト発見。フィリピン航空で往路はクアラルンプールを5/8発、復路はクアラルンプールに5/24着で¥41200。
LCCならこれより少し安い航空券を見つけられる可能性はありますが、FSCのフィリピン航空でこの価格ならお得では?
※ FSC=Full Service Carrier
なにしろLCCなら有料になる受託荷物(貨物室に預ける荷物)、機内食、座席指定、機内エンタテインメント、ブランケットなどがコミですから。
特に今回は実家に預けていた物や食料・消耗品類を仕入れて帰りたいので受託荷物は重要。チェックすると30kg、2ヶまでなので必要にして十分。
しかも羽田空港に着発です。成田だと一度東京に出ないと仙台への移動手段を確保しにくいですが、羽田ならもっと便利でしょう。
難点は羽田着が深夜で、着いてからすぐの移動ができないこと。帰りの便も深夜発で空港での待ち時間が長がそうですね。でもLCC並みの料金でFSCのサービスは魅力的、これに決定です。
日本に出発です
3ヵ月半はあっという間に過ぎました。イヤイヤこのブログを公開して、運営ブログが2つになったのでパソコン作業の苦手なトラタロウは忙しかったのですよ。
空港の行き方もいろいろありますが、一番リーズナブルなのはKLセントラルからバスかな。トラタロウの場合KLセントラルに行くのもGOKL赤ラインが自宅近くを通るので無料です。
KLセントラルから空港行のバスは15リンギット(約¥455、2023年5月時点の価格・レートで計算)。このバス運賃はここ10年クアラルンプールに来るたびにジワジワと値上がりしていて、マレーシアの物価上昇を実感させられる物です。
初めて利用した2013年の記録を見てみたら10リンギットでした。10年で1.5倍かよ!
最近LCCばかり使っていて、LCC専用のKLIC2ばかり行っていましたが、今回は久々のKLIC1です。シートも選べるので窓側をリクエスト。
離陸するとすぐにプトラジャヤ上空を通過。画像を拡大してみたら2月に行った入国管理局本部がしっかり確認できました。真ん中の玉ねぎドームの建物(図書館、裁判所)から左に2つ目です。入国管理局本部の様子は下の記事からご覧いただけます。
※ MM2Hの延長でプトラジャヤに行ってみた に移動します
間違いありません、3月に開業したプトラジャヤ線の始発駅プトラジャヤ・セントラル駅です。駅の様子は下の記事からご覧いただけます。
※ 全面開通のMRTプトラジャヤ線に(無料で)乗ってみた Part①P・セントラル編 に移動します
チェックインを済ませ12:10定刻に離陸。マニラまで4時間です。
交通手段の無い深夜に羽田着。この場合バックパッカー的には空港で仮眠です。
国内で空港仮眠しやすいのが関空。使ったことはありませんが、毛布貸出サービスもあります。成田も畳敷きのスペースがあったりしてGood。羽田は5F展望台前のホールが横になりやすいシートで照明も暗いのでお気に入りの場所。
東京ー仙台の最安交通手段は?
東京ー仙台(約400km)の移動手段はこんなものかな。
① 新幹線…最短1時間半~2時間、現役時代なら時間が惜しいのでこれ一択。でも片道¥10560~¥11410(2023年5月時点の料金)もします。
② 高速バス…時間は新幹線の3~4倍かかるが料金は半分~1/3くらい。
➂ 鈍行…青春18きっぷ時期ならすごく安い。昔浜松から仙台までこれで帰ったこともあります(14時間ぐらいかかりました)。でも現在は高速バスのシートが快適になったのでこれは無いな。
ちなみに新幹線で90分で行ける東京ー仙台間のフライトなんて無いよね。念のため検索したらヒットしました。でも内容を見ると大笑い。
なにが悲しくて羽田から仙台に行くのに大阪を経由するのよ。料金も3万円近かった。
これを買って使ったらチェックインの時に???と思われますね。
東京ー仙台のバスをチェックしていたら羽田7:30発のJR東北高速バス便がありました。
ただ7時間近くかかるのが難。
なんでこんなに時間がかかるのか旅程を見たら、羽田を出てバスタ新宿を経由する便で納得。いろいろ他の便もチェックしましたが、これが一番リーズナブルかな。片道¥3400でした。
JRバスで仙台へ。3列シートでカーテンもあるのでプライバシーも保てます。Wifi・電源も完備。休息3回。
かかる時間は同じでも鈍行ではとても得られない快適環境。もう鈍行には乗れません。
ただし事故渋滞で1時間遅れ。所要8時間以上かかり、飛行機に乗っていた時間より長くなりました。遅れる可能性は鉄道よりも高いですね。
無事仙台到着、出発から約29時間かかりました。帰りも同じ手段です。往復にかかった費用は
KLIA1往復…¥900
航空券…¥41200
羽田ー仙台バス往復…¥7800
仙台駅-実家地下鉄往復…¥620
計¥50520 です。
5/24 クアラルンプールに戻りました。日本も良いけどやはりマレーシアも良いですね。でも、なんだか出発時より暑くなってない? 日本の気候に慣れてしまっただけ?
次回どんなルートになるかはゲットできる航空券しだいですね。
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