毎年8/31はマレーシアの独立記念日ナショナルデイ、今年は1957年の独立から66回目で盛大に祝われました。
9/16はマレーシアデイのお祝い。1957年の独立時はマレー半島の11州で構成するマラヤ連邦のみの独立でしたが、1963年にボルネオ島北部のサバ州、サラワク州とシンガポール(1965年に分離・独立しますが)が参加しマレーシア連邦が結成されたお祝いです。
8月初めから9月末まで町は MERUDEKA(メルデカ・マレー語で独立)ムードにあふれますので、その雰囲気を感じてみました。
※ 8/31はプトラジャヤで独立記念日パレードが開催されました
2023 独立記念日パレードを見に行ってみた に移動します
始まりはメルデカ・セールから
春節(中国旧正月)やハリラヤプアサ(断食明けのお祭り)の時もそうでしたが、最初のきざしは商店から始まりました。8月の初めにスーパーの入り口がメルデカ・デコレーションされているのに気づきます。そこからあちらこちらの店で、雨後のタケノコのようにメルデカ・セールが始まりました。
SOGO近くトゥアンク・アブドゥル・ラーマン通りはマレー系民族衣装店が軒を連ねる。
ここではメルデカ衣装を用意しています。
とにかくもう国旗だらけです
マレーシアの国旗は Jalur Gemilang ( ジャルール・ゲミラン、栄光のストライプ)といいます。14本のストライプはマレーシアを構成する13州と連邦直轄領(クアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアン島)を表し、月と星はイスラム教のシンボル,青地は英連邦を象徴。
普段から国旗の掲示が多い国ですが、独立記念日が近づくと5割増し、倍増と増えてゆき最後は3倍増くらいになりました。
クアラルンプール有数の繁華街ブキビンタン。中心となるパビリオン周辺もムルデカ・デコでいっぱいでした。
ポスターやバナーで見かける MADANI の文字は「持続可能性、繁栄、革新、尊敬、思いやり」を意味するマレー語の頭文字。現アンワル・イブラヒム政権の理念だとか。
HARI KEBANGSAAN という文字も多用されています。HARIは「日」、KEBANGSAANは「マレーシア」を意味する言葉のひとつ。マレー語は装飾される言葉が前にきますのでマレーシアデイのことかな。
マレーシア語はbahasa kebangsaan といいます(bahasa MalaysiaでもOK)。
ムルデカ・グッズも販売中
スーパーや街頭の店では、ここぞとばかりにメルデカ・グッズを販売です。
街頭のムルデカあれこれ
右手を揚げるポーズの男性像は独立宣言を行う初代首相トゥンク・アブダル・ラーマン。
50リンギット札にも載っている有名な情景です。
繁華街ブキビンタンのモールのひとつハーレンハイト88の入り口にクラッシックな車が展示されていました。初代首相トゥンク・アブダル・ラーマンがマラッカに行った時に使われた車だとか。
※ 他の表現が思いつかず「乳母車」と書いたがもはや死語? 今風には「ベビーカー」と言うのかな。
かくのごとく盛り上がるKLですが、正確にはKLのマレー系が盛り上がっています。華人系・インド系の居住区だとお付き合い程度ですね。
9/16(土)のマレーシアデイもイベントがあるようですので出かけてみます。
マレーシア国旗ミニを買ってしまいました。何に使うかというと自転車とヘルメットにつけます。超車優先社会のKLで自転車に乗るのは危険! 危険防止の大きなポイントはドライバー、ライダーに自転車の存在を認識してもらうこと。国旗つけて走ればかなり目立つので「轢かれないおまじない」ぐらいにはなるはず。
※ 国旗をつけて走っていると声をかけられたり、手を振られることが多くなりました。目立っていることは確実。特にマレー系住民にうけます。
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