マレーシア生活の外食は美味しい。マレー系、華人系、インド系、ニョニャ系など種類も豊富だし、料金は高めだが日本料理もあり、ファストフードも最近進出の「すき家」などは日本よりメニューが多かったりする。
でも自分が日本で作って食べていた味も欲しくなります。現地素材で簡単スパゲッティを作ってみました。
① 基本のトマトスパゲッティ
本格的に作るならトマト水煮缶詰など調達しますが、簡単お家ご飯なら現地のトマトケチャップでOK。基本材料はトマケチャと牛挽き肉(インド産水牛だなこれ、200g¥120)、玉ねぎだけです。
コストは麺を含めて2人前で¥220相当。気軽に作って食べられるのが何より。
味付けがトマトケチャップだけだとうま味が薄いのと、トマケチャの味しかしないので調味料追加。うま味調味料とスパイス、サンバル、ソースなどを入れますが種類と量はお好みで。
とんかつソースは個性が強いので隠し味程度がよろしいかと。
ちなみにケチャップはマレー語が語源です。中国南部~東南アジアで使われていた液体うま味調味料の総称Kichapがイギリス植民地時代に欧州に伝わり、さらにアメリカでトマトソースが作られた時にその名称が流用されトマトケチャップとなりました。
マレーシアではトマトケチャップはSOS TOMATO(トマトソース)です。
最近やってみて効果を実感したのが、乾燥パスタを数時間水に漬けておくこと。某登山女子グルメ漫画に載っておりまして、半信半疑でやってみたら効果絶大。十数分かかるパスタ茹で時間が数分に短縮できました。固めのアルデンテがお好きな方には向きませんが、十分コシのある茹で上がりに調節可能です。
ソースを煮込んだりしないので30分ぐらいで作れます。コストも1人前¥110程度。
粗挽きビーフ使用で歯ごたえ、食べ応えもバッチリ、麺の食感もOK。
トマト・スパゲッティはトラタロウ的には日本の味という脳内認識ですので、マレーシア味に飽きた時はリフレッシュに最適ですね。
② いろいろなバリエーションを作ってみた
A、トムヤムクン味スパゲッティ
牛挽き肉を使った基本のソース素材を野菜多目に作り、業務スーパーで売っている「トムヤムクン鍋・スープの素」を入れただけ。
日本では冬場の定番鍋物でしたが、さすがに暑いマレーシアでは鍋物をする気にはなれず、パスタソースにしてみたら意外と合いました。ちょっとスープパスタの雰囲気。
B、イカのトマトスパゲッティ
チョーキット市場で小イカが安く売っていたのでソースに使いました。注意は内臓・墨袋はきれいに取り除くこと。トマトケチャップと合わせても黒くなり、味もいまひとつ。
イカスミ仕立にするなら別の工夫がいります。
C、あんかけスパゲッティ
シイタケ、きくらげ、湯葉を入れた中華風あんをスパゲッティにかけたら美味。
ケチャップベースにすれば名古屋のあんかけスパになりますが、醤油ベースでも合いますね。
年々物価は上昇のマレーシアですが、それでも日本よりは安いので素材を贅沢に使えるのが強みです。
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