先だっての一時帰国には SCOOT を使いました。思えば1年半前にマレーシアへの移住旅行で使ったのも SCOOT 。あの時はKLで乗るため買い込んだフォールディングバイク(折り畳み自転車)を輸送したのですごく大変でした。
二度とやりたくない自転車輸送ですが、記録を残すため回想してみました。
どうやって自転車をKLへ運びましょう
クアラルンプールの街を自転車で走りたい。ということで移住前からフォールディングバイクを購入していましたが、こいつがなかなかクセのある自転車。
KLで乗るための自転車を買ってみた(回想) 詳細はこちらをご覧ください
これをクアラルンプールに運ぶには別途郵送という手段もありますが、けっこうお金がかかりそう。SCOOT の荷物枠20Kg(¥5800)を買って飛行機に持ち込み輸送です。
この自転車の良い所はX形に折りたためて、その状態でコロがせること。KL市内の運用ではLRTなどの市内鉄道に簡単に載せられます。
一番問題は重いこと。日本では重量9Kg以下のロードレーサーに乗っていたので、軽い自転車のメリットは十分承知。
でもKLではノンビリ走るので重くてもOKかな。軽いフォールディングバイクすごく高いし。
だが輸送するとき、重い自転車はすごく大変だったのです。
2022年 11/29(火)
今日でアパートを引き払いクアラルンプールに向かいます。とりあえず高速バスで東京に行くため浜松駅に移動。たたんだ自転車をコロがしてバス停にいきましたが、自転車の上に荷物を置いたままコロがせるので意外と便利です。
自転車をパックします。破損等を考えると段ボールなどで覆いたいが、かさばり重くなるので布で覆うだけ。ちなみに布は布団保存カバーの流用。
長距離バスに自転車を積む条件(もちろん分解、またはたたんだ状態)はバス会社によって違います。不可か有料か無料ですが、JR東海は無料でOK。
東京駅から成田空港行の直通バスに乗るつもりでしたが、なんと自転車は不可。鉄道には載せられるので成田エクスプレスで行けるか。でもそれは高いと同行者がダメ出し。
日暮里まで行って京成ライナーとなります。ただ鉄道では自転車全体が覆われていないとダメなのでコロがせません。自転車と荷物を持って駅構内を移動するがものすごく重かった。ちなみにトラタロウの荷物は全部で 30Kg 近くあり、自転車がコロがせないと10m進むごとに休憩でした。
翌朝 SCOOT の始発便で一路シンガポールへ。航空機に自転車を預けるにはいくつかお約束事があります。航空会社によって少し異なる場合がありますが、「覆われていること」「ハンドル、ペダルなどをはずすこと」「タイヤの空気を抜くこと」などです。
特にタイヤに空気があると気圧の低い高空では膨張するので破裂です。機内でお菓子の袋などが膨らむのと同じ理屈ですね。
※ ジェットスター国内線での自転車輸送の様子はこちら
行けるかな自転車旅行・九州一周①福岡・佐賀編 に移動します
自転車は貨物室に預けますが、「ちょうだい」で手続きするとかで同行を求められます。「ちょうだい」って何だ? 実はチェックインカウンターの近くに大型手荷物検査場なる施設があり、「長い」物や「大きい」物はこちらでチェックして預けるとのこと。業界用語「長大」なんだね。
シンガポールでマレーシア行きの便が遅延して、KLIAに着いたのは夜。普段なら空港バス、LRTを乗り継いで宿に行きます。
でも引っ越しで腰を痛めていまして、この重量物輸送の旅で悪化。118.9リンギッ(¥3686)奮発してタクシーです。ここがお金の使い所。夜10時すぎに到着でした。
苦労して運んだ自転車に乗ろうと翌朝カバーを外しました。すると何だか違和感が。自転車のディレーラー(変速機)がおかしい。かけていたのはただの布カバーなので、積み下ろし(放り投げられること多いです)の衝撃を受けて狂いが生じたみたい。
トラタロウは自転車歴30年近いのですが、メカに強いわけではありません。パンク修理ぐらいはできますが、ディレーラーの調整は難しくプロまかせでした。
ネットでやり方を調べ自分でやってみました上手くいきません。グーグルマップを調べると、さほど遠からぬ場所にプロショップを発見したので持ち込みました。
さすが自転車のプロフェッショナル。数分で調整してくれました。
これからトラタロウの華麗なる? KL自転車生活が始まるのです。しかしKLの交通事情は厳しかった。
そのうち『KL交通事情編』をアップする予定です。
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