あちらこちらショッピングモールだらけのクアラルンプールですが、ビルが林立するクリンチ地区にあるKLゲートウェイモールが気になっていました。イベントがあったので行ったついでにモールも一回りしてみたので紹介します。
KLゲートウェイモールはどこにあるの?
KLゲートウェイモールはクアラルンプールの商業中心地のひとつミッドバレー(イオン、ビックもあります)から西に1Kmほど行った所。
国道2号線沿いですが、もう少し進むと州境になる KL とセランゴール州の境に位置し、それを示す Kota Darul Ehsanゲートがあるのでこの名前なのかな。

公共交通機関だとLRTクラナ・ジャヤ線のユニバーシティ駅下車。近くに日本で言えば東大に相当するマラヤ大学があるのです。

レジデンスを組み合わせた
複合施設です


KLゲートウェイモールはKL市の中心部にありながら、「隣の州との境である」というおかしな場所。実は連邦直轄領という独立した地位にあるKL市は意外と小さいのです。面積243㎢で東京23区が622㎢あるのでその4割ほど、南北20Km・東西10Kmぐらい。特にKLゲートウェイモールがあるあたりは東西6Kmぐらいと狭い場所なので「中心部なのに端っこ」なのです。


KLゲートウェイモールに行く機会がありませんでしたが、催し物があったので行ってみました。
TOY市場 KLコレクターズ・マーケットに行ってみた に移動します
モールの様子も紹介してみます。良い店があるかな。


「しびれ辛い鍋・スープ」という店を発見。これは自分が気に入った麺・野菜・具を好きなだけチョイスし、スープを指定して渡すと厨房で鍋や麺料理に仕上げてくれる店。
以前広州や深圳などで利用しました。自分好みにできる反面、量の加減が難しかったり、意外に高くつくのが難でした。今日は昼食後に来てしまったのでまた今度です。




けっこう格差社会のマレーシアはスーパーマーケットも上・中・下くらいに分かれています。
Village Grocer は The Food Merchant、Cold Storage と並んで高級な分類。


マレーシアで高いのが乳製品。元々ココナッツミルクの利用が多くて乳製品はあまり伝統が無いのでしょう。生乳で自給率4%という数字がありますがチーズなどはほぼ輸入で種類も少なく高い。
ここは稀にみる品揃えの豊富さで驚愕! 値段を見てさらに驚愕です。



最近の豚肉価格(キロ単価)
乳製品も高いですがハム・ソーセージなどはもっと高い。全部輸入品(中華ソーセージは知りませんが)なのでしかたないですね。でもここは豚肉も部位によりますがキロ単価80リンギッ前後(¥2600くらい)と超高い。ローカル華人市場だと30リンギッ前後です。


マレーシアに来て無いのに驚いた物のひとつがB判のノート類。基本A版しかなくてB版はごく稀に少しだけおいてありますが、たいがい日本製。調べたら美農版という江戸時代から伝わる日本独自の規格でした。


モール部分は5階ありますが、4~5階はほとんどテナントがありませんでした。


KL市内にイヤと言うほどあるMR DIY ですが店舗の規模は場所によって大小さまざま。ここの店舗は最大級クラスで、端から端が見通せません。当然商品の種類も多く、他の店舗には無さそうな品もありました。
MR DIY はマレーシア発祥の店で、他の東南アジア諸国にも進出中。


最近自転車のサドルが綻びかけてきました。いずれ交換が必要だが日本でそこそこの物は¥2000~¥3000くらいします。 MR DIY を見てみたら、まあまあ使えそうな物が¥400くらいでありました。
実際は使ってみないと分かりませんが、良い品なら恐ろしくコスパがいいな。

周辺にはマンションやオフィスビルが林立します。歩いて奥の方に行くとホテルや商業施設もあります。
地図で見るとさらに奥には高級住宅地があるみたいです。そこまで行くと完全に自動車使用前提の立地ですね。ゲートウェイモール周辺ならクラナ・ジャヤ線が使えるので両方使えます。



「車輪餅」なるノレン状の看板発見。
写真を見ると日本の大判焼き、回転焼き、今川焼き、太鼓焼きと呼ばれるヤツですね。
中国語で「餅」は小麦粉製品。「月餅」なんかが良い例です。

KLゲートウェイモールは思っていたよりも小さく、店舗もありきたり。でもロケーションは最高で自動車もLRTも利用できるのがメリット。住むには良い所かも。
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