クアラルンプール郊外の大規模ショッピングモール PAVILION BUKIT JALIL でなにやら食品関係の催しがあるようです。現地食に関心のあるトラタロウは出かけてみましたが、中華食材のエキスポでした。日頃見かけることはあっても味見は難しい食品をいろいろ食べてみました。
ifood EXPO はどこで開催?
パビリオンと言えばクアラルンプールの繁華街ブキビンタンにある高級感のあるショッピングモール。パビリオンは郊外にもいくつかあり、南にあるブキジャリル(BUKIT JALIL )のパビリオン展示会場で ifood EXPO は開催です。
公共交通機関で行くには LRTクラナ・ジャヤ線で Awan Besar 駅下車になります。
※ LRTクラナ・ジャヤ線にはBukit Jalil 駅もありますが、そこで降りてはいけません。そこはスポーツ施設・コンサート会場があります。
※ LRTクラナ・ジャヤ線は 始発のSentul Timur 駅から Chan Sow Lin 駅まで LRTアンパン線と駅・線路を共用しています。アンパン線に乗らないようにしましょう。
駅を出てプトラハイツ方向に200mほど行くとバス停があり、パビリオンに行く無料シャトルバスに乗れます。トラタロウは2:10につきまして、2:20のバスがあると喜んだが来ません。バスは50分後に来ました。あまり時刻表はあてにしない方が良いかも。バスは大回りしてパビリオンに向かうので20分ほどもかかります。
※ 歩いても1.5kmほど。あてにならないバスより短時間で着くかも。
バスは南側の入り口に到着。PARK ENTRANCE に何やら見た覚えのある巨大ウサギ。これ2023年の春節でブキビンタンのパビリオンに展示されていたヤツだ。クリスマス・バージョンで再登場のようです。
2023年クアラルンプールの春節(旧正月)を感じてみた に移動します
ブキビンタンのパビリオンには日系商品店を集めたTOKYO STREET がありますが、ここブキジャリルには TOKYO TOWN があります。
日本の芸能を披露する JAPAN EXPO MALAYSIA もここで開催されています。
※ JAPAN EXPO MALAYSIA 2023 に行ってみた に移動します
4Fピンクゾーンで開催中
マレーシア食品全般の食品展かと思ったら基本中華食品ONLY の展示会でした。イスラム教徒が飲食できない豚肉・酒(ノンハラール)も扱うため、一部の食品販売員を除いてはマレー系はいません。
お客もほぼ100%華人(中国系)で、ここだけ見れば中国か台湾・香港みたいな空間でした。
※ イスラム教徒飲食可の食品はハラール、不可をハラームと言います
チャイナタウンなどでも売っている乾肉猪の店もあります。「猪」は中国語では豚(イノシシは野猪といいます)で、豚肉のみりん干しみたいな加工食品。美味しそうですが、かなり甘味が強いのです。中国南方系の味付けですね。
マレーシアのインスタント麵は全般にあまり美味しくない。理由のひとつはイスラム教徒にも買ってもらうためスープ出汁の素材がハラール食材に限定されているため。豚骨ラーメン店も進出していますが、中国人とキリスト教徒しか行きません。
華人は健康にこだわり中
以前道教のお祭りに行ったら食物屋台の他に健康関連屋台が出ていて驚いた。Ifood EXPO でも同じようなブースがありました。まあ「医食同源」と言いますので不思議はないか。
豊かになったマレーシアの悩みが肥満問題。成人の半数が肥満とされ糖尿病なども増加しています。特にマレー系に成人病予備軍が多そうですが、華人系は比較的健康そう。早朝に運動している華人はけっこういますし、健康に対する意識が高そうです。
高級食材も販売中
高級中華食材のひとつが「ツバメの巣」(燕窩)。日本のツバメは泥や自然素材で巣をつくるので食用にはなりませんが、中国南部~東南アジアにいるアマツバメの巣は別物。粘性のある唾液を分泌して巣を作るので食用になり薬効が高いとか。マレーシアのボルネオ島も産地のひとつで、等級の高い物は恐ろしく高価です。
江戸時代の日本がオランダと貿易をしていたのは有名ですが中国ともしていました。日本からの主要な輸出品が俵物(たわらもの)と呼ばれたアワビ、ナマコ、フカヒレの干した物。現在も日本産が高級品とされます。
日系企業・食品も奮闘中
クアラルンプール都市圏の華人居住区にあるスーパーに行くと日本食品の品ぞろえに驚きます。
ここでも日本食品やメーカーが販路拡大に奮闘中です。
食べ物屋台も調理中
銅鑼は中国語っぽい名前の楽器ですが、中国語だと锣(luó)というようです。「ドラえもん」のおかげで広まったのかな。中国語でドラえもんは「多拉A夢」と音訳されています。
中国的空間・雰囲気を堪能(たんのう)しました。日本人も見た目は同じなのでトラタロウも中国語で話しかけられますね。
中国といえば来年の春節は1/29から。春節飾りにおめでたい字句を手書きする店がでていました。
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