8/31のマレーシア独立記念日~9/16のマレーシアディ(ボルネオ島北部の加盟記念日)まで様々な記念行事が開催されます。そのひとつクレタピ・サロンが9/14に開催されましたので見に行ってきました。同日同時刻にムルデカ広場でも記念行事が行われたので、そちらものぞいてみます。
※ 昨年のクレタピ・サロンの様子はこちらをご覧ください
2023 マレーシアデイのイベントに行ってみた に移動します
ケレタピ・サロンはどんな行事かな?
KERETAPI はマレー語で「鉄道」、SARONGは東南アジア諸国でよく見かける腰巻状の民族衣装です。
クレタピ・サロンは民族衣装をまとって駅に集合というコンセプトで始まったムルデカ(独立)シーズンの記念行事。8回目となる今年のテーマはBANGGSA MALAYSIA (誇り高きマレーシア)でした。
KERETAPI・SARONG公式HP に移動します
マレー鉄道 KTM のKはKeretapiの頭文字です。Keretapi=Kereta(車)+ Api (火)=(火車=列車・鉄道)+Tanah(祖国)+ Melayu(マレー)の頭文字でKTMなのです。
列車を「火車」と呼ぶのは、石炭火力で走っていた蒸気機関車時代にできた言葉だからでしょう。ちなみに中国語でも列車は「火車」です。
KL市内・周辺の大き目の駅(ゴンバッ駅、セバンジャヤ駅など)7ヶ所に参加者が集合します。そのひとつで日本で言うと東京駅にあたるKLセントラル駅に行ってみました。
マレーシアの主要民族はマレー系、華人系、インド系ですが、半島部とボルネオ島北部で100を越える先住民族・少数民族がいるとか。各民族に伝統衣装があるのでとても多彩かつ華やか。
各主要駅での集会の後、参加者は電車に乗って「秘密の場所」に行きます。昨年はムルデカ広場でしたが、今年はKLCCに近いMATIC(マレーシア・ツーリズム・センター)横の広場だったみたい。
今年はそこへは行かず、ムルデカ広場の行事に行ってみます。
ムルデカ広場での催し物
ムルデカ広場は1957年に独立宣言がなされた場所。現在は様々なイベントに使われますが、9/14は2つ催し物が開かれています。
ひとつNUSANTARA (マレーシア世界の意)と題された伝統文化の紹介。もうひとつはFESTIVAL PERMAINAN (競技・遊びの意)というスポーツ大会でした。
ムルデカ広場のグラウンド部分では各種競技会が開かれていました。運動会的雰囲気で楽しい。
ムルデカ・シーズンあるあるですが、参加者はほとんどマレー系。華人系・インド系は見ません。
世界中にある、または見れば分かる競技はいいのですが、ルールも不明な競技もありました。
マレーシアの諸行事に必ず登場する屋台村もありましたが、特に目をひいたのが AJINOMOTO の屋台。日本風の「焼き餃子」のキャンペーンをやっていました。
餃子の調理方法はいくつもありますが、マレーシアでは「揚げ餃子」か「茹で・蒸し餃子」が主流で「焼き餃子」は見ません。
「焼き餃子」があるのは日本・台湾ぐらいで、餃子の源流である中国にもほぼ無し。日本流の「焼き餃子」はマレーシアで広まるのか?
※ 中国の餃子事情については姉妹ブログ『トラベルダイアリートラタロウ』の記事をどうぞ
世界のB級グルメ/04 餃子 in 中国 に移動します
今回はクレタピ・サロンの全集合大会には行きませんでした。あとで You Tube でその様子を見てみたら驚愕! なんとマハティール元首相が来場されていたようです。こっちに行っておけば良かったかな。
コメント