2024年の春節(旧正月)は2月10日より始まります。特に華人系マレーシア人が多いKL市内では、各ショッピングモールが春節デコレーションを飾り、お祭り気分を盛り上げます。モールによっては早くもライオンダンスを開催しています。
ライオンダンスは日本でいうと獅子舞ですが、マレーシアや東南アジア諸国のそれは衣装・音曲も派手でパフォーマンスも多彩な必見の催し。おめでたい踊りだけの場合もありますが、アクロバティックと銘打たれた場合は、高いポールの上でジャンプ技を見せるすごい物です。 2/4(日)KL市内の大きなモール、スリアKLCCで行われたアクロバティック・ライオンダンスを見に行ってきました。
スリアKLCCに向かいます
KLを代表するショッピングモールであるスリアKLCCへのアクセスは簡単。市内のどこからでも見えるペトロナス・ツインタワーに行けばよいのですから。公共交通機関ならLRTクラナジャヤ線LCC駅、ブキビンタンからならGOKL01・グリーン線で終点です。
ライオンダンス会場はKLCC公園の池の池に面した広場。現在は巨大なドラゴンのオブジェが立っており、その横が開催地。開演近くになると柵が設置され関係者や警備の人が集まっていました。
演舞場は狭いので最前列で見たければ開演30分以上前に行って場所取りが必要ですね。最前列にこだわらなければスリアの建物側は階段状になっていますので、そこからでも見えます。
※ スリアKLCCなどモールの春節デコレーションはこちらをご覧ください
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ライオンダンス集団がやって来ました
最初に来たのはポールをつけた台車が2台。これを連結して運搬用車輪を外し、飾りつけをしていきます。
やって来たのは「群楽」というグループでした。ユニフォームにマレーシア国旗がついていますので、国際大会出場を考えているグループなのかな。ライオンダンスの国際大会あるんですよ。
踊りだけのライオンダンスでも2頭は来ます。今回は3頭来ておりアクロバティック・ライオンダンスなのでギャラも高そう。 高度な技能が必要とされ、危険もともなうので当然ですね。
ポール上での演技が始まりました
地上でひとしきりおめでたい踊りを披露する場合もありますが、今回はいきなりポール上での演舞。紅獅子がヒョイとポールに上がり、アクロバティックな動きを見せます。
続いて2頭の黄獅子が上がり演舞。派手なアクションだけでなく、まぶた、耳も動かして愛らしい姿をみせました。着地もポールをグルリと回るような形で決めますが、早すぎて撮影できませんでした。
※ ライオンの愛らしい動きの動画です(環境によっては読み取りに時間がかかります)
※ ライオンの直立演舞の動画です(環境によっては読み取りに時間がかかります)
おめでたい演舞を披露します
新春を祝う行事ですのでライオンがいくつかのおめでたい演舞をします。
① ライオンが口からおめでたい四字漢字掛け軸を出します。今回は「八方来財」「四海平安」などが出てきました。意味はなんとなく解るかな。
②ライオンがミカンを配る
日本でもミカンはお正月の食べ物ですが、春節でも同じ。柑橘(かんきつ)の橘は「吉」と同音でおめでたい食べ物。
また「ミカンを配る」と「お金を配る」も同音になると聞きます。
➂ライオンが紅包を配る
紅包(アンバン、ホンバン)は日本で言うお年玉袋。金額は飲み物代ていどですが、子供、親戚、部下に配る習慣があります。
今回は小さなドラゴンぬいぐるみも配られました。
次の画像が紅包の袋ですが、文字通り赤い包みですね。
④ライオンがレタス(またはキャベツ)を食べる
レタスは中国語で「生菜」(シュンツァイ)、そして菜は財と同音なのでおめでたい。
おめでたい踊りとしてのライオンダンスは、春節期間中に企業や店舗で見れたりします。爆竹と独特の音楽が聞こえたら行ってみましょう。
また春節でなくても新規開店などで呼ばれることもあります。でもアクロバティック・ライオンダンスは春節期間以外で見るのは難しいかも。
スリアKLCCではもう一度開催されるようです。ららぽーとはかなり開催します。
ネットでも情報が流れていますので、機会があれば見にいくことをオススメします。
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