いかにリーズナブルに一時帰国できるか追求するトラタロウであります。過去2回はLCC並みの料金で FSC=Full Service Carrier 並みのサービスが受けられるフィリピン航空(時間変更が多すぎるけど)一択でした。ところが今回はMM2Hビザ更新のドタバタで航空券探しが遅くなったせいか、フィリピン航空のお得なチケットは見つかりません。
とにかく価格最優先で航空券を探してみます。
SCOOT が一番安かった …でも
クアラルンプールから東京までは直行で約7時間。日本ー欧州(12~13時間)や日本ー南米(乗り継ぎによるが合計20時間以上)に比べれば短いが、そこそこの長さです。
でも帰国予定の5/8ごろは、ゴールデンウィーク明けだとゆうのに直行便はLCCのエアアジアでも7万円以上。さらに探すとシンガポールを拠点とするLCCスクート(SCOOT)で4万円ちょっとの航空券を発見! でもシンガポール乗り継ぎはしかたがないが、これ一晩空港ですごすパターンですね。
前回はマニラ空港で一泊というパターンでしたが、待ち時間が長いのを利用して、マニラ見物ができて楽しかった。でも今回はシンガポールに夜着いて朝出るため見物の時間はありません。
ShortTrip②マニラの下町市場バクラランに行ってみた に移動します
ShortTrip➂ マニラのチャイナタウンとディビソリア市場に行ってみた に移動します
さらに台北経由で時間がかかります。東京から目的地仙台に高速バスで行くとすると合計33時間ぐらいかかりそう。ちなみに費用度外視で直行便+新幹線利用なら12時間以下でも可能だと思います。
でもリタイアして時間はあるのに収入が無いトラタロウには選択肢がありません。2/14に予約したスクートの航空券は1363リンギッ。当時のレート1リンギッ=¥31で計算すると邦貨換算¥42253でありました。
仙台まではあと何時間?
自宅から空港へはパターンが決まっています。GOKL(1リンギッ=¥33)でKLセントラル駅。そこから空港バス(15リンギッ=¥495)で所要1時間ちょっとです。
チェックインしたあと旅行用品ショップで面白い商品発見。機内持ち込みサイズのスーツケースですがモーター内蔵で乗って移動できます!
人が歩く程度の速度ですが、乗っている人を2人ほど見ました。なんだか楽しそう。
費用節約のため座席は選びません。でもちょっと良いことがありました。座席が非常口の列だったので、前席との間が心持ち広い。
まあトラタロウ大きくないので普通の席でもOKですが。おまけにKL-シンガポールは1時間ちょいで着いてしまいます。
トラタロウは東南アジアはかなり行っていますが、チャンギ空港はあまり使ったことがありませんので一回りしてみます。さすが東南アジア有数のハブ空港、遅い時刻でも店は全オープン、旅行者もワンサカいます。
フードコートやコンビニもありましたが、えらいこと高い! 円安だからか、空港だからか、シンガポールだからか(おそらくその全部)。缶コーヒーが¥300以上もする。食事系は麺類でも¥1000以下はありません。まあこれを見越してKL行きつけのマレー系ナシ・チャンプル店でお弁当を買ってきました。¥250で満腹かつ美味です。
夜も更けてきました。明日に備えてどこかで寝ましょう。チャンギには何と寝椅子のようなシートが何か所か設置されています。でもそれは大人気でまず空いていませんね。
この空港の椅子は仕切りがあり横になれません。でもわずかながら仕切りの無い椅子を発見。今晩の宿はここ。
問題は東南アジアあるあるですが、空港内の冷房が強めで寒い。前回の一時帰国ではマニラ空港で一泊しましたが、寒くて眠れませんでした。
2023後期・またフィリピン航空で一時帰国してみた に移動します
でもトラタロウは学習する生き物です。前回の寒さにこりて、今回は薄手ながら防寒着、厚めのシャツ、靴下を持参。なかなか快適に寝れました。
翌朝日本行の便に乗ります。チャンギ空港は各ゲートごとに手荷物検査があるので飲料は持ち込めません。でも待合室に給水機があるので空のペットボトルを持ち込めば補充できます。
日本行の便は割とすいていて、誰もいない列がトラタロウのシート。窓側に移動して離陸の光景を楽しめました。
第一ターミナルのコンビニで買い物、レシートの住所が「三里塚御料牧場」だったので驚愕。
御料牧場は1300年の昔からある馬の育成地で成田空港建設の主要用地。ただ周辺開拓地の接収問題でもめ、1960年代から「三里塚闘争」(成田闘争)という大反対運動が起きました。住所は「三里塚御料牧場」のままなのですね。
なんと成田空港発仙台行きの高速バスがあります。東京駅を経由するので早く着くわけではありませんが、自前で東京駅まで行ってバスに乗るより楽。料金も少し安くなる感じ。
早割りで¥5200、所要7時間です。
あまり乗り物の中で眠れない質(たち)ですが、KL出発から丸一日以上の疲れでグッスリ。朝5:30仙台駅到着。朝7時ぐらいにならないと夜が明けないKLと違い、5時には明るくなっていました。
地下鉄南北線(¥310)で実家に帰ります。
KL まではあと何時間?
実家に10日ほどいました。特にこれといった事はしていませんが、買うべきか悩んでいたミラーレス一眼カメラを買ってしまいました。復路の画像はこれを使ったものです。
5/19 帰馬の日、高速バスが出る仙台駅は屋台も出ていて人出が多い。今日は仙台の初夏を彩る「青葉まつり」でした。武者行列・山車がねり歩き、各団体が「すずめ踊り」を披露します。
東京行きの高速バスはいつも東北自動車道を使いますが、今日はなぜか常磐道。出発して1時間ちょいで相馬着、休憩です。
休憩地の建物に入ると鎧武者と騎馬(実物大)が展示されている。おお、相馬と言えば「相馬野馬追」で有名でした。平将門の軍事演習が起源と言われますが、400頭もの馬に鎧武者が騎乗し、行列や神旗争奪戦が披露される勇壮な祭りです。
現代の日本で馬を維持・訓練するのはすごい事ですね。年間のエサ代だけでも相当かかりそう。 相馬野馬追公式サイト に移動します
東北急行バスで早割¥4100。5時間半で東京駅到着予定。
東京駅から上野へ。御徒町で降りてアメ横をぶらついてみた。久々のアメ横はすごく飲み屋が増えている。鶏の各部位を煮込んだ中国で見たようなエスニック系もありますね。
本当は東京駅からバスで成田空港に行くのが楽。でも19:00以降は運行がほとんど無いようです。上野から京成線で成田空港へ。快速特急という便が普通運賃(¥1060)なのに1時間15分くらいで着くのでお得です。
スクートは第一ターミナル発ですが、第二ターミナル駅で降りました。こちらの方が寝やすい場所があるのです。
シンガポール行きのスクート機の機首にマレー語(シンガポールでも使われます)で機体名があった。「Maju」が高度・上級、「Lah」が強調を意味するので「すげぇ上級号」なのか?
シンガポールから1時間ちょいで KLIA2に到着。また楽しく暮らしたいですね。
※ 前回の一時帰国の様子はこちら
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今回の交通費(飲食費等は入っていません)
往復航空券…¥42253
KLIA・市内バス往復…¥990
東京・仙台バス往路…¥5200 仙台・東京バス復路…¥4100
東京・仙台交通費…¥1850 合計 ¥54392
※ 同じ航空機・ルートではないので単純に比較できませんが、
前回は¥53780、前々回は¥50520でした。毎回上がっていくな。
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