お金さえ出せばたいがいの日本食品は手に入るクアラルンプール(価格は倍ほどになりますが)ですが、挽き肉はなかなかありません。日本人が多く住むモントキアラ界隈(かいわい)なら分かりませんが、トラタロウの住むあたりはマレー系インド系が多いので豚肉すらありません。現地のチェーン店 MyDEN でミンサーを購入して自家製挽き肉を作れるようになりましたが、大活躍しています。
MyDINでミンサーを買って挽き肉を作ってみた に移動します
今日は何回か試行錯誤の末あみだした、現地素材を使ったハンバーグ。とは言っても普通のハンバーグですね、これは…
2人前(100g×4)の分量になります。
下準備①
玉ねぎは日本でも外国食材店で見る赤玉ねぎ(インド産)。移住当初は日本の玉ねぎに似たオランダ産を使っていましたが、赤玉ねぎは中型1ヶで0.4リンギット(¥12)と半値なのでこちらが主力となりました。加熱用ならほぼ同じ感じで使えます。
ニンニクは中国産1ヶ0.5リンギット(¥15)程度。1片だと¥2もしない。
下準備②
牛肉200g…インド産BUFFALOとなっていたので水牛か? そのままでは使えないほど固いので重曹で軟化処理をしました。
豚肉100g…チャイナタウンの市場で購入。塊から切ってもらうのであまり部位は選べないが、イオン等より安い。
牛肉?が赤身なので豚脂身を追加して挽き肉にします。肉の食感を残したいのであら挽きでOK。
パテ作り
冷ました玉ねぎ・ニンニク炒め、卵L1ヶ、パン粉50gにミルク150ccを入れてふやかした物を用意。※当地はミルクが高くて常備していないので粉ミルクに水で代用。
粗挽きコショウ+塩少々。
※パン粉はつなぎ、塩で粘りを出します。
卵はマレーシアではBサイズ
挽き肉を粘りが出るまで手でこねます。手の熱が伝わらないよう挽き肉はよく冷やしておきました。
残りの材料を入れてこねます。かなり水っぽくなりますが、冷蔵庫で寝かせているうちに落ち着いてきます。
最低でも3時間、できれば半日ほど寝かしておきましょう。
形成
焼き
温めたフライパンに油少々、パテを入れて中火で4~5分。ひっくり返して3~4分。また返したらフタをして蒸し焼き状態にして中まで火を通します。串を刺して透明な肉汁が出ればOK。カリッとさせたい場合は油を追加して強火で仕上げです。
焼いている間にハンバーグ・トリビア
ドイツ語圏にはザルツブルグ、トイトブルグなど語尾がBURGで終わる地名が多いですね。これは城壁を意味し、昔は町が城壁で囲まれていた時代の名残で、~の街と訳せるところもあります。ザルツブルグは岩塩が採れる「塩の街」でした。
北ドイツの港町ハンブルグ(HAMBURG)もBURGシティのひとつですが、ここが発祥の名物料理がドイツ・ステーキとよばれる物。
挽き肉にパン粉と塩を入れてつなぎにしたパテを焼いた物です。やがて多くのドイツ人がアメリカに移民すると、ドイツ・ステーキはHANBURG・STEAKと呼ばれアメリカにも広まります。HANBURGを英語読みすると…ハンバーグなんですよね。
※現在アメリカではHANBURGERと呼びます。ハンバーグと呼ぶのは日本だけ?
コスト計算
牛肉200g(4リンギット=¥120)
豚肉100g(3リンギット=¥90)
その他の材料(2リンギット=¥60くらい)
計9リンギット=¥270
1人前¥135ならリーズナブルです。
ハンバーグはマレーシアでは一般的な料理ではないようです。日系のレストランなど食べられる所はあるようですが、お値段もそれなりでしょう。自分で作れば安くて美味しく(最大の調味料は自己満足ですね)食べられます。
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