クアラルンプールで自転車に乗るようになって早1年。フォールディングバイク(折りたたみ自転車)なので、あまり長距離を走るのには向いていませんが片道10Kmぐらいなら楽勝です。
今日はKL郊外にあるヒンドゥー教の聖地バトゥ・ケーブに行ってみました。KTM(マレーシア国鉄)でしか行ったことがありませんが、ルートは単純で迷う心配はなさそう。着いたら以前から建築中だったヒンドゥー教寺院が完成・公開されていました。
マスジッド・ジャメから出発です
出発点はKL最古のモスクと言われるマスジッド・ジャメ。ここから市役所前の通りを進みます。サイクリングに行くのは原則として土日の午前中。KLの交通状況ではラッシュアワーの車道を走るのは怖すぎるのです。
10年ほど前はほとんど見なかった自転車乗りが増えてきました。以前は自転車は車・バイクが買えぬ貧乏人の乗り物、という位置づけだったらしいです。
その後健康志向が高まり自転車愛好者が増加中。ちなみに良い自転車は、ヘタなバイクより高いです。20万円~50万円は当たり前。
Jalan Sultan Azlan Shah からセントル警察本部前の道に入れば Jalan Sentul 。あとはほぼ直進で迷うことはありえませんね。
Jalan Sentul を進むと右手にクネクネした斬新なビル群。何やらテクノロジー関係の施設みたい。その下には古風なキリスト教会。この近辺はキリスト教会が多いみたい。察するにインド系住民が多いのかな。マレーシアのインド系住民はキリスト教徒が多い南インド勢が主流なのです。インド人=ヒンドゥー教徒とも言えません。
さらに進むと道路が渋滞、路上駐車も激増。そう左手に Pasar Sentul (センタル市場)があるのです。このあたりにある昔からの市場ですがマレー系・華人系・インド系のマレーシア3大民族が集う場所。ここもいずれレポートしてみたい所です。
Jalan Sentul のこのあたりは3大民族がみんな住んでいますが、住み分けしているため場所によって民族構成が微妙に違う感じ。
宗教施設、学校、道行く人の様子で何となく分かりますが、一番多そうなのは華人系かな。
出発点からここまで5Km。停まって写真を撮りながら来たので40分近くかかってます。
まあ、のんびり行きます。
華人系商店街に寄ってみました
右手に見慣れた緑のバスの大群。無料バスGOKLの充電基地みたい。Jalan Sentul にはチョーキットとMRT Kampung Batu駅を結ぶGOKLが走ってます。
昔からあるセンタル地区中心部を通過すると、いきなり高層マンションが林立する区画へ。近年開発された新興住宅地という感じ。マンション下部にチェーン店が入っているため商業地区にもなっています。
マンション群を過ぎると左右は古い住宅地に変化。ちょっと入ってみると、なかなかの豪邸もありました。
バトウ・ケーブに到着です
石灰岩の山々に突き当たります。この辺が連邦直轄地クアラルンプールの北の境で、地図で見ると北側は山岳地帯になっていました。市街地は西側に広がっており、バトウ・ケーブもここにあります。
週末のためかけっこう観光客が多かった。客層はインド人と7割:中国人3割と言った感じ。観光バスや車がつめかけます。ここまで11.5Km、所要1時間30分ほど。
バトウ・ケーブは鍾乳洞で、ヒンドゥー教の主神シヴァ神の息子の1柱であるムルガン神(スカンダ神)を祀る寺院がある聖地です。毎年タイプーサムというお祭りが開催される場所ですが、自らの身体を痛めつける苦行を伴うため奇祭として有名ですね。
※ タイプーサムの様子はこちらをご覧ください。
2023ヒンドゥー教の奇祭タイプーサムに行ってみた②苦行・参拝編
バトウ・ケーブは何回も来ていますが、前回は建造中だったヒンドゥー教寺院が完成していました。ドゥルガー神を祀る寺院ですが、完成・公開されて1週間もたっていない出来立てピカピカ状態。なかなか良かったので別コンテンツでレポートします。
※ バトゥ・ケーブの新寺院を見学してみた に移動します
帰りに趣(おもむき)のある住宅街を見つけたので寄ってみました。住民に聞くと
Taman Koperas Polis という町。マレー系住民が多い所でセランゴール州になるようです。
8:15に出発し、12:45ごろ出発点のマスジッド・ジャメに戻りました。
走行距離…約24Km
走行時間…2時間20分
平均時速…10.4Km/h でした。
ロードバイクなら平均速度20Km以上はいくのですごく遅いです。まあ、速度は気にせずノンビリ安全に走ります。
※ 使用自転車についてはこちらをご覧ください
KLで乗るための自転車を買ってみた(回想)
コメント