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サイクリング②プタリンジャヤの業務スーパーに行ってみた

国道2号線、クアラルンプールとプタリンジャヤの境を示すアーチ

 クアラルンプールで自転車に乗るのはなかなか難しいのです。車・バイク優先社会なので安全に自転車に乗れる道路が少ないため。グーグルマップで良さげなルートを探すも、高架の高速道路などとかぶっていると見にくい。
 プタリンジャヤにある日系の業務スーパーへは市内鉄道LRTで行けますが、自転車で行けないものか。安全そうなルートを見つけたので行ってみました。

River of Life の遊歩道を往きます

地図
三分の二は2号線沿いのコース

 出発地点はKL最古のモスクであるマスジッド・ジャメ。目的地の業務スーパーはシェラトンホテルと同じ建物に入っています。
 グーグルマップで自動車でのルートを見てみると国道2号線(KLからクランに向かう道)を使うので、ほぼ同じルートを走るみたい。ただ車優先の2号線は危ないので遊歩道や二輪車道を使いたい。

マスジッド・ジャメ駅
マスジッド・ジャメの入り口前

 出発地点のマスジッド・ジャメは観光地としても有名。隣接するマスジッド・ジャメ駅から3本の市内鉄道が出ていて交通の便も良い場所。
 またここを起点に River of Life というクラン川沿岸開発計画に基づく遊歩道が、ミッドバレーまで続いているのでこれを使えば安全。
 ここはウォーキングコースにも最適です。
 River of Life の遊歩道を歩いてみた(希少な野生生物がいました) に移動します

リバー
自転車も走れる遊歩道、前方右の橋が撮影スポット
マスジッド・ジャメ駅2
橋の上からマスジッド・ジャメが見えるのです

 遊歩道を走っていたらすぐにストップ。工事で遊歩道が閉鎖されていました。どうやら老朽化した床板の張替えのようです。左手にお土産市場のセントラルマーケットがあるので、そちらの道を通ってチャイナタウン方面へ進みます。

リバー2
床板だいぶ反っていたからね
パサースニ駅
パサースニ駅横に続く遊歩道

 セントラルマーケットを過ぎると市内鉄道LRTのパサースニ駅。駅の東にはチャイナタウンが広がる観光地です。
 遊歩道は駅に隣接するバスターミナルの横に伸びているのですが、ここも工事で封鎖中。でもここはクラン川の反対岸(西側)の道路で代替できるルート。右手にクアラルンプール駅を望む道です。ここまでで1.2Km。

クアラルンプール駅
かつては主要駅だったクアラルンプール駅

 街の名前が冠されたクアラルンプール駅は1886年に建てられたKL最古の駅。トラタロウがKLを訪れた1993年当時は主要駅でした。でも発達余裕に乏しい駅だったので市内鉄道・モノレール・空港鉄道が相互連絡できる、KLセントラル駅が2001年に完成すると主要駅の座を奪われます。
 現在はマレー鉄道の列車が停まるだけですが、インド・イスラム様式の建物は一見の価値があります。

モノレール
KLセントラル駅に行くモノレール

 川沿い遊歩道を進むとブリックフィールズ地区に入ります。インド系住民が多く住む場所でヒンドゥー教寺院も多い場所。
このあたりのヒンドゥー教寺院を紹介する記事
2023ディパバリの夜、ヒンドゥー教寺院に行ってみた に移動します
 モノレールの Tun Sambanthan 駅を右に曲がるとKLセントラル駅。左の橋を渡ってクラン川東岸に行くと遊歩道の続きになります。
ここまでで3.0Km。

モノレール2
Tun Sambanthan 駅

 ただクラン川東岸の遊歩道は長らく工事で封鎖されていました。ダメもとで進むと新しい遊歩道ができています、やったね。
 ところがしばらく進むと遊歩道が無くなっています。よく見ると新しい橋ができていまして、その橋を渡ると反対車線にまた東岸に戻るルートが設けられていました。
 ちょっとややこしいけどOKです。

工事1
工事の封鎖は無くなっている模様
工事2
新しい遊歩道が前方で切れていたが

 この国道2号線とクラン川に挟まれた遊歩道は木陰もあってなかなかいい感じ。釣りをする人がいたり、おおきなミズトカゲがいたりします。
 前方の白い橋を渡りクラン川西岸に沿った遊歩道に入ります。また橋を渡ってそのまま西に行くとブリックフィールズのインド人街に行けます。ここまでで4.3Km。

白い橋
前方の白い橋が目印
ブリックフィールズのインド人街
ブリックフィールズのインド人街
クラン川西岸
クラン川西岸の遊歩道

 ここもなかなか感じの良い遊歩道。交通事故の危険が大きいクアラルンプールで珍しく車・バイクの心配をせずにすむ所。
 休日にはウォーキング、ジョギング、サイクリングをする市民が多いですね。場所柄インド系の人をよくみかけます。
 運が良ければミズトカゲの他にカワウソの群れを見ることもできます。

カワウソ
遊ぶカワウソ(2023/11/10撮影)

 やがて市内鉄道の高架下を通る道に合流し遊歩道は終了。右手にミッドバレーのモールが見えます。モールに行くのなら左側にある道を上るとメガモールですが、2号線方面に行くため直進。
 この道は二輪車専用道でスコールの時の退避場所があったりします。強烈なスコールの中をバイクで走るのは自殺行為ですので。

ミッドバレー
上は市内鉄道高架、右側にはマレー鉄道
退避場
雨天バイク退避場はマレーシアあるある

  二輪車専用道をしばらく進むと道が2つに分かれます。右はクラン方面からの上り線。左に行けばプタリンジャヤに行く二輪車専用道があるはずがですがありません。グーグルマップで確認するが、ここは様々な道路が交差する非常に複雑な場所で難しい。ここまでで5.5Km。

二輪車専用道
左に行けば良いはず…だが
地図2
このあたりのグーグルマップ
複雑でもう何が何だかわからない
結論、地図に載っている二輪車専用道
はもう存在しないのでは。
2号線1
西へ向かう道路に入ってみる

 このあたりを探索していると二輪車専用道の名残のような場所を発見。でも封鎖されて入れません。どうもこのあたりの二輪車専用道は廃止されたっぽい。
 西に向かう道路を進めば、国道2号線そのものに乗ってしまいました。やはり二輪車専用道はありません。このまま進みますがこの道路は自転車で走っていいの? 日本だったら自転車不可のレベル。だって速度制限70キロだもの。

2号線2
2号線に入っちゃいました

 高速道路ではないけれど車が100キロ近く出している道。自転車禁止の表示は無いけれど、おっかないです。
 まあ、道路の左端を走る限りでは危険は感じませんが、合流・分岐地点は止まって後続車の様子を確認して進まないと超危険。なにしろこちらは15キロぐらいしか出ない超鈍足なので。

2号線3
合流・分岐地点は危険
ヤギ
ここは廃止された二輪車専用道?
そしてヤギがいるぞ

 所々に廃止された二輪車専用道の跡みたいな場所があります。どうも沿道の開発で無くなった様子。でも上りの二輪車専用道はありました。
 そして封鎖された道路跡にいるヤギの群れに驚愕。ここ首都で大都会のど真ん中だぞ。
 2号線を2Kmほど走ったあと残っていた二輪車専用道を発見。やはり車と並走するのは疲れます。ここまでで7.9Km。

二輪車専用道2
二輪車専用道にたどり着きました

 二輪車専用道に入つてしばらくするとアーチがありました。トップ画像にしたそれは Kota Darul
Ehsan
という建物で、1974年に建てられプタリンジャヤ・KLの境界を表します。

アーチ1
プタリンジャヤ博物館に解説あり
アーチ2
グーグルマップの俯瞰画像
タンクのような物はアーチとは無関係

 前方にシェラトンホテルの建物が見えてきました。もうすぐ到着です。

シェラトンホテル
前方右側がシェラトンホテル
タマンジャヤ
Taman Jaya Park の池を通過
モールに
Amcorp Mall も通過

 シェラトンホテルの手前にある Taman Jaya公園 は小さい博物館があり、近くにタイ式仏教寺院などもある興味深い所。また別な記事で紹介します。
 公園の向かいにある Amcorp Mall も週末に大規模なアンティーク・マーケットが開かれます。ここも紹介する価値ありです。

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