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マスジッド・ジャメからゴンバッ川上流を歩いてみた

遊歩道からPWTC駅とプトラモールが見えるポイント

 当ブログを始めてから1年 8ヶ月ほどたちました。一番最初の記事はマスジッド・ジャメからクラン川沿いにある遊歩道でミッドバレーまで歩いてみるという物。ミズオオトカゲカワウソなどがいて、大都会の中の意外な自然を発見。
 その後近所をウォーキングしているとマスジッド・ジャメからゴンバッ川上流にも遊歩道があるのを発見。どこまで川をさかのぼれるか歩いてみました。
※ Gombak 川には「ゴンバック川」「ゴンパック川」などのカタカナ表記があります。マレー語は語尾が「T、B、D、K、P」だと「ッ」で終わる発音になりますので「ゴンバッ川」と表記します。

マスジッド・ジャメはクアラルンプールの始まり

マスジッド・ジャメから
左がゴンバッ川、右がクラン川、KL発祥の地です

 クアラルンプールは「泥(の川)の合流点」という意味があります。クラン川にゴンバッ川が合流する場所でが発見され、その採掘のため人が集まったのがKLの始まり。
 やがてその地にKL最古のモスクであるマスジッド・ジャメが建てられ、現在はマスト観光地ですね。

古写真
マスジッド・ジャメの古写真

 マスジッド・ジャメから下流のクラン川沿いに遊歩道が作られており、大都会の中で自然を感じさせる場所になっています。
 River of Life の遊歩道を歩いてみた(希少な野生生物がいました) に移動します

地図1
マスジッド・ジャメ、ムルデカ広場から
北に4Kmほどの遊歩道があります。
マスジッド・ジャメから2
マスジッド・ジャメ入り口

 マスジッド・ジャメ入口右手からムルデカ(独立)広場に行ける道があり、広場から北にゴンバッ川をさかのぼる遊歩道があります。

橋の
ムルデカ広場へ続く橋
地図2
マスジッド・ジャメから川沿い遊歩道へ
橋の2
橋の上から合流地点を見ます

 橋を渡るとムルデカ広場です。ムルデカはマレー語で「独立」を意味しますが、ここが1957年に独立宣言がなされた地。ここもKLマスト観光地。

ムルデカ広場1
ムルデカ広場に面してスルタン・アブドゥル・サマド・ビルが建つ

 ムルデカ広場からゴンバッ川沿いの遊歩道を進み、大通りの横断歩道を渡ると何やらオブジェが置かれています。ゴンバッ川西岸になりますが遊歩道はここで切れていた。

ムルデカ広場2
記念撮影をする観光客が絶えない広場
オブジェ
このオブジェの先に道は無し

ゴンバッ川東岸沿いに進みます

 ここから遊歩道はゴンバッ川東岸沿いに続くようです。画像には映っていませんがDBKL(クアラルンプール市役所)の細長いビルの左手に遊歩道がありました。

遊歩道は1
東岸の遊歩道、右手がDBKLビル
遊歩道は2
あらっ?遊歩道が行き止まり

 ところがこの遊歩道200mほど行くと行き止まり。ここから500mほどはビルやLRT(市内鉄道)のBandaraya 駅があって川に面する道はありません。東側の大通り Jln Raja Laut に入り歩道を北に進むしかないのです。

バンダラヤ駅
Jln Raja Lautを北へ。左手にBandaraya駅、右手にSOGOが見えます

  Bandaraya駅から100mほど歩道が途切れています。駅の入り口の階段を上るとスカイウォーク(高架歩道)がありますのでこれを利用。これを降りると有料トイレがあり100mほど進むと遊歩道に再度入る曲がり角です。MARAというビルの向かい、IDEASホテルの手前。

地図3
ランドマークはMARAとホテル
曲がり角
Jalan Merpati に入ります

 川沿いの遊歩道に入ると正面に華人系(中国系)の学校が見えました。このあたりは文教地区で小学校が3つ隣接してあります。なんで小学校が3つも同じ場所にあるの?
 ここがマレーシアのお家事情で日本の小・中学校に相当する学校までは、民族ごとの学校が認められています。ここにはマレー系華人系インド系の小学校があるのです。
 華人系学校はさらに広東語系福建語系などに分かれていそう。英語が共通語として広く使われる所以(ゆえん)ですね。

華人学校
漢字が見える華人学校
インド人
インド人学校では走り高跳び測定中

ここから先は一本道です

 また川沿いの道に出ますが、舗装材がクラン川沿いの遊歩道と同じ物。ここも川沿いの開発を企図した River of Life の一部なのかな? 

遊歩道は3
舗装材が一部浮いているので注意
ウォールアート
風情のあるウォールアート

 やがて LRT高架下に広がる公園的な場所に着きました。右手には中南区という華人の居住区があり、道教寺院では中元節のお祭りをします。

公園
高架の下に整備された公園
中南区
中国寺院がいくつもある中南区

 このあたりの様子を紹介した記事もご覧ください。
 KLローカル探訪②PWTC駅周辺に行ってみた に移動します
 中南区の道教寺院・宗聖堂の中元節の様子はこちらです
 2023中元節を見にローカル華人街に行ってみた に移動します

プトラモール1
プトラモールとPWTC駅
プトラモール2
駅の先にカフェがあります
後ろの建物はプトラモール

 駅の先にあるのが D’Sungai Cafe。スンガイはマレー語で「川」なので「リバーカフェ」ですね。ここで一休みするのも良いでしょう。ここはゴンバッ川バトゥ川(Sungai Batu)が合流する景勝地? なのです。

合流点
ここもKuala(合流点)です
魚釣りポイントなのかな
橋の4
対岸に渡る橋がオシャレ、PWTCが見えます
地図4

 このあたりはルート上で一番繁華な場所。
 PWTC駅から東に行くとチョーキット市場に行けます。
 西に行くとKL最初のモールであるSUNWAY プトラモールや催し物・展示会場プトラワールドトレードセンター(PWTC)があります。暑くて疲れたらモールで休みましょう。
 現在はTBSターミナルに集約されていますが、以前はここに長距離バスのターミナルもありました。

 

ゴールまであと少し

 PWTC駅からしばらく歩くと Jln Tun Raza 通りに突き当たります。遊歩道が終わったように見えますが、道路を渡るとまだ続いていました。渡る前の道を左に行くと有料公衆トイレがあります。

横断地点
信号機ないので横断注意
地図5
緑マーカー横断地点、赤マーカー到達地点
遊歩道は5
高架下を200mほど進むと右手に…
ターミナル
GOKLの拠点、ティティワンサ・ターミナル
有料トイレあります。

 バスターミナル(有料トイレあり)の先にティティワンサ駅があります。ここは市内鉄道3路線&モノレール駅がある交通の要衝。マンション群も建設されつつあり将来栄えそうですね。

駅
階段を上り駅側へ
遊歩道は6
もう少し道があります

 LRT駅とMRTプトラジャヤ線駅の間に道が続きますが150mほどで終了。ゴンバッ川にかかる橋を渡ると駐車場があってここで遊歩道はおしまい。ここから先のゴンバッ川沿岸はさかのぼれない感じ。お疲れ様でした。

橋の6
ひなびた感じの生活橋
上流
川の上流に道は無し

 橋の上で釣りをする地元民がいました。何が釣れるのか聞くとテラピアとのこと。おおっ!美味しい魚じゃん。でもゴミがワンサカ浮いているこの川の魚食べる勇気はないな。

釣り人
釣り人がひとり
テラピア
今日の釣果だそうです

 このルートは軽いハイキングに最適です。
① 片道4Km、平坦なルートで簡単。
② ルート上にLRT駅が3つもあるので途中撤退もできる。
➂ トイレ(有料50セン=¥17程度)が多い、モールにもある。
④ ティティワンサから市内鉄道・モノレール・GOKLと帰りの選択肢が多い。
⑤ 物足りない方はミッドバレーから通せば10Kmコースになります。
 という訳でオススメなのですが、地元民が子供の学校送迎のためバイクで乗り入れたりしますので、少しだけ通行注意!

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