7年ほど前までインビ市場(Paser Imbi)というローカル市場がブキビンタンの近くにありました。初めて行ったのは2013年で、日本でいえば銀座のような繁華街近くにローカルな市場があるのに感動。さらにさかのぼれば1980年代には今の Lot 10 のあたりにあったそうです。次にKLに行ったときは無くなっていて残念でしたが、インビ市場の一部や食物屋台が移設されたのが ICC PUDU というプドゥ地区の施設です。すごい数の屋台があるオススメの場所です。
ICC PUDU はどこにある?
旧インビ市場から遠からぬPudu 地区の中心部にあります。プドゥはチョーキットと並ぶローカル市場のひとつプドゥ・ウェットマーケットがあり、華人(中国系マレーシア人)が多い街。クアラルンプールのチャイナタウンといえばパサールスニ駅の近く、プタリン通りですが、あれは観光用。プドゥのチャイナタウンは観光客はほとんど来ないデープな場所ですね。日中なら治安に問題はありません。夜は…行ったことがないので分かりません。
徒歩でのアクセスは二通り、アンパン線、プトラハイツ線のLRTプドゥ駅から徒歩10分。または、ブキビンタンのマックの前のジャラン・スルタン・イスマイルを南下、ベルジャヤ・タイムズスクエア横の道を南下すれば徒歩20分でプドゥです。
車なら駐車場があるので直接乗りつけOK。
ブキビンタン・コースは少し複雑なので方向オンチの方にはオススメできません。
プドゥ駅コースはホテル・商業施設であるプドゥ・プラザを目指して行けば簡単に着きます。
ここは中国系の店やスーパーがあって、マレーシアの中の中国という感じで面白い場所。周囲には中華料理の店・屋台が集まっています。
店名に「富都」という文字を入れた店が多いです。中国語の音でプドゥと読めるし、「富んだ都」というのもいいですね。
フードコートに侵入です
ランドマークになるプドゥ・プラザ少し古びた感じがありますが、隣の ICC PUDUはまだ新しい感じ。移転したのが2016年なので、まだ10年たっていません。
地下に食品市場、2Fに喫茶店などもありますが、メインは1Fのフードコート。飲食店の数は百くらいある? すいません、次回数えてきます。
マレー系や洋食も少しありますが、基本は中華。クアラルンプール市内でこれだけ中華系食物屋台が集まっている場所はないのでは?
とにかく入って一回りしましょう。
何か所かで中華蒸しケーキ「マーラーカオ」を売っています。漢字で書くと「馬拉糕」。マーラーはマレーシアを意味し、マレー半島から来た、またはマレー人の肌の色にちなんだと諸説あります。マレーシアでマーラーカオを食べるのもオツなもの。1ヶ4リンギット(\120)
祝日のためか大入り満員状態です。それはいいんだけどここの難点は暑いこと。人出と調理の熱気がこもって蒸し風呂状態。北側の外に面した一角以外はどこも暑いと思ってください。
基本が朝市のインビ市場だったので、朝6:00ごろから始まるかわり、昼食タイムが終わると閉店の店も多いのです。出かけるなら午前中早目がベスト。
これを食べに来ました
マレーシアに移住してから凝っているのが、中華系の店で出されるカレーミー。鶏ダシとスパイス、ココナッツミルクの組み合わせがたまりません。
カリーミーを売り物にする店をハシゴしてしまう。大勢の地元華人にもまれているだけあって、両店とも満足のいく味でした。
市場は地下にあります
地下にある食品市場に行ってみた。でも時間が遅いせいか生鮮食品売り場はほぼ閉店。フルーツや乾物を扱う店がやっていいただけ。やはり早朝に来なければ。あれっ、祝日だから休みなだけ?
フルーツ屋で「干し柿」を大安売り。なぜか日本語表記、中国語だと「柿干子」となります。2ヶ入り1パック1リンギット(\30)と物価高騰のクアラルンプールでは信じられないくらい安い。
お試しに1ヶ買って、その場で食べてみたら美味しい。中国の干し柿は押しつぶしたような平べったい円形が多いが、これは日本風で中はジューシーな柔らかさに仕上げてありました。
思わず追加で10パック購入。なにかいわくつきの商品なのかもしれませんが、食べても食べても今のところ体調に問題はありません。
またあったら買うなこれ。
※ 賞味期限、生産地、企業名等情報の記載は一切なし、包装には「干し柿」の文字のみ。
とにかく食べたい物が多々あるフードコートです。また美味しい物を見つけたらオススメします。やはりこれだけ店があって地元華人が主客だと、ヘタな商品では淘汰されますよね。するとどの店も味には期待がもてます。
ただし、中国人が美味いと思う味が日本人と同じとは限りません。中国人には人気があるのにトラタロウには未だにその美味しさが分からない中国食品も多々あります。
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