初めてLuLuに行ったのはUAE(アラブ首長国連邦)のドバイに行った時。こちらではスーパーマーケットではなくハイパーマーケットと言うのだな、と思っていましたが少し違いました。食品中心のスーパーにデパートの要素を入れた大型店舗をハイパーマーケットと言うらしい。
LuLuはKL市内にも3店舗ほどあり、ちょっとアラビックな売り物があって好きな店です。よく行くLuLuを紹介してみます。
LuLuクアラルンプール店へのアクセス
一番KL市内中心部にあるLuLuはLRTクラナジャヤ線マスジッド・ジャメ駅とダワンギ駅の中間点。どちらの駅からも徒歩10分、 Jakel Mall というマレー系大型服飾店とAIA(保険会社)のビルが目印です。
アラビックな食品が売りです
LuLuはUAEのアブダビが本社のためか、中東系のアラビックな食品がかなり置いてあります。イラン~エジプトの国々を訪問しているトラタロウには、懐かしい食品が多いのです。
アラブ人がこだわるのがデーツ(なつめやし)
古来から砂漠の民の伝統食・保存食なので様々な種類が売られています。味がどうの食感がどうのと力説されても、多くの日本人にはその良さが分からないのでは? もちろんトラタロウにも分かりません。
マレーシアは熱帯なのでデーツは採れませんが、イスラム教徒的には断食明けに食べる重要な食物という位置づけ。けっこうあちらこちらで売られていますね。
ちなみに干した物しか見ませんが、干し柿と同じで生の果実は甘くありません。その昔エジプトの市場で生を試食させてもらったら渋かった。
この量り売りコーナーがLuLu最大の魅力です。ヒヨコ豆のペーストであるホムス、マンゴーのピクルス、エジプトの漬物、フェタチーズなど南~西アジアの美味しいローカル食品が買えるのです。
他にもいろいろあります
マレーシアのスーパーにある一般的な商品はほぼあります。珍しい物や特徴的な物を紹介します。
マレーシアのスーパーの客層は地域住民によって全然違います。この辺はマレー系インド系が主客で、アラブ系の人も良く見かけます。アラブ系女性客だと目と手以外は覆っていたりします。時々白人客もいますが、まず見ないのは華人系。トラタロウが行くと実は目立っている?
日本・中国系の食品はほとんどありません。寿司や豆腐・湯葉ぐらいかな。
2階は小規模ながらもデパートメントになっており、家電・パソコン、衣料、スポーツ、台所用品、キャンプ用品などひととおりの物がそろっています。以前は3階までありましたが、縮小してしまいました。
他のモールやスーパーでもやりますが、LuLuは季節ごとの宗教行事やイベントに関係するセールが盛ん。春節、ハリラヤ、独立記念日、ディパバリなどの始まりはここで知りました。
オススメ食品です
こらがマレーシアで買えるとは感激。マンゴーを主体としたパキスタンの野菜オイル漬けです。日本にいたころから輸入食材店で買っていましたが、タコス、チャーハン、サンドイッチなどの薬味に最高。
ただし強烈な酸味のあるスパイシーな味なので、慣れない人はお試しでひとすくだけの購入にした方が無難かも。瓶詰めもあります。商標はAHAMED
マンゴー加工品については
世界のB級グルメ/05 マンゴー in インド
もご覧ください。
ロティ・アラブ(アラブパン)またはピタの名称で売られる薄焼きパン。エジプトのパン・ホブスなどのように、生地中の水蒸気で膨れて中空になります。
半分に切って中空の所に具を詰めるとサンドイッチ。ちぎって具を包みタコスのようにも使えるスグレ物。
4~5種類ありますが味はどれも同じ、サイズは2種類しかありません。冷蔵庫に入れておけば賞味期限日よりも長く持ちます。
アラブパンと各種量り売りお惣菜、フェタ、ピクルスなどを合わせると簡単・美味しいご飯になります。
他にもホムスなどのスプレッド類が豊富なのでお好みで。スプレッドといえばLuLuブランドのオレンジジャムも美味しい。ただ無い時は何か月も無いので見つけたら買いだめしています。
ここでしか売ってなさそうなアラビック and ローカル・テイストの食品が多いです。ちょっと冒険気分で来てみても面白いかと。ただ紹介した食品は個性が強いので慣れていないとインパクト強いかも。それも含めて冒険ですね。
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