マレーシアに移住して1年、長期滞在ビザMM2Hは10年前に取得したので、2023年末までに更新しなければなりません。入国管理局本部のHPを見て提出書類をそろえました。その様子はこちらをご覧ください。
MM2Hビザを更新してみた①提出書類を集めます に移動します。
これで書類は完璧と入国管理局本部の5FにあるMM2Hルームに行ったら、まさかのダメ出しをくらいました。大急ぎで足りない書類を集めます。
プトラジャヤに向かいます
以前は観光省がMM2Hビザを扱っていましたが、2023年の時点では内務省入国管理局本部に管轄が移っていました。この年の2月に同居人のビザ延長(パスポート変更に伴うビザシールの貼り換え)をしたため行く方法はOKです。
MM2Hの延長でプトラジャヤに行ってみた に移動します
※ MM2Hビザは10年または5年期間があっても、パスポート有効期限の残存分しかビザシールを貼ってくれません。パスポートを新しくすると残りのビザ期間分のシールを貼ってくれますので、これを申請することを延長(EXTENSION)と呼びます。
マレーシア在住でMM2H等のビザを保有する人が、マレーシアで新パスポートを取得した場合、延長やビザの転記をしないと出国できないようです。
MM2Hビザの期限が切れるため、ビザの継続を申請することを更新(RENEWAL)と呼びます。延長も更新も似たような言葉ですがMM2H業界では使い分けされています。
2023年10/17(プトラジャヤ行き1回目)に申請をしに行ってきました。
トラタロウの住処からプトラジャヤの入国管理局本部に行くには、チャイナタウンの北東にあるバスターミナル Hab Bas Pudu (現地ではコタ・ラヤで通じます)から出るT523バスが便利。約1時間でプトラジャヤ官庁街に入り、運転手に「ジャバタン・イミグレッセン」と言えば入国管理局本部前のバス停で停まってくれますので。
よもやこのバスに10回近く乗ることになるとは思いませんでしたね。
入国管理局本部のMM2Hルームへ
MM2Hルームは入国管理局本部ビル裏手から入り、エレベーターで5Fへ。
やがて電光掲示板に呼び出し番号が出たので、指示されたカウンターに行きました。
そこで係員が言うには提出書類が足りないとのこと。あれ?リスト通りにそろえたはずなのに。足りないのはFormIMM.12 と Proof of family relathionship isuuued /translated and authenyicated by a foreign Representative inside/outside とやらでした。
提出書類チェックリストをくれたけど、HPの必要書類リストより多いぞと突っ込んでみました。だが無しでもOKの物もあるがこれらは必須とのこと。
FormIMM.12 はその場で書式をくれて、写真が必要なので1Fにあるコピー屋で撮ってすぐ作れました。
問題はProof of family relathionship うんぬんという書類。これはどこで出してくれるか聞いたところ、各国の大使館とのこと。
単独で申請する人は不要だが、配偶者や家族を帯同する人はその証明に必要なようです。HPにはそんな記述はなかったぞ!
その場で用意できる書類ではないので、今日はあえなく撤退です。
またこのシリーズの最後に反省をまとめてみたいのですが、「マレーシア人のお仕事状況」を甘く見てました。マレーシアで現役で働いている人なら日本と違う仕事状況・感覚を実感して、油断なきよう準備されるでしょう。
リタイア組のトラタロウだと、プロパンガスボンベを注文したのに忘れられていたとか、電気料金の請求書が他のマンションに届いてしまっていたとか、笑い話程度のゆるい仕事状況しか体験していなかったので油断していました。
敗因は入国管理局本部HPの情報を信じてしまったことですね。公官庁の公式HPの情報にミスや抜けがあるなど日本では炎上ものですが、そこがマレーシアなのでしょう。
補足としてMM2HエージェントのHPを見ておけばよかったです。全部ではありませんが、いくつかのHPには更新に必要な書類として「家族関係の証明書」がのっていました。これを知っていれば、もっと調べて対処できたかもしれません。
戸籍謄本が必要です
大使館でProof of family relathionshipの書類を出してくれると聞いたが、大使館に市役所的な機能や情報があるの? 調べてみると戸籍謄本を持っていくと翻訳してくれて、それが公式の書類である旨を承認してくれて婚姻証明書になるようです。
※ 在マレーシア日本国大使館・各種証明書発行のページ に移動します。
前提として戸籍謄本(発行より3ヶ月以内)が必要です。地方自治体によっては海外請求対応の所もあるようですが、トラタロウの本籍地はダメ。
でも、ちょうど10/24~11/7に一時帰国をするので、実家から郵送で請求できます。
日本で戸籍謄本を郵送請求します。ただトラタロウは住民票を抜いてマレーシアに行ったので受け取る住所がありません。
実家の父親に名義と身分証明書を借りて請求しました。手数料、郵便小為替料、速達代などで¥1338の出費ですが、出向いて取れば交通費でその20倍はかかります。
翌週無事戸籍謄本は届きました。
日本大使館に行きました
マレーシアに戻った翌日の11/8 婚姻証明書を請求しに日本大使館へ。予約が必要ですが、一時帰国に行く前に取ってあります。トラタロウはKL中心部に住んでいますので、日本大使館まで4Km、自転車で20分と楽勝です。
受付は日本語ペラペラなマレー系のおねえさん。4営業日かかりますが、休日をはさんだので 11/14 に受取終了。料金 40リンギッ(¥1240)
※ マレーシアでパスポートを更新したら、ビザを新パスポートに転記しないと出国できないそうです。当分関係ないですがパスポート切り替え時の一時帰国や他国への旅行は注意が必要ですね。
在マレーシア日本大使館HPの関連ページ に移動します。
これが婚姻証明書です。
夫・妻の氏名、生年月日、日本での行政区画、婚姻日・場所などが英訳されています。
この翻訳の内容が戸籍謄本に基づいていることが書かれ、大使館印、領事のサインがあります。
ここで大事なことがひとつ。戸籍謄本は割り印と共に婚姻証明書にとじられてしまいます。他の用途には使えませんので、必要がある場合は複数請求しておかなければなりません。
11/15(プトラジャヤ行き2回目)
婚姻証明書を受け取った翌日に入国管理局本部に行きました。9:15に入ったら番号札発券機が止まっていた、故障? 聞いてみたら本日分の受付はすでに終了。また明日おいで、と言われてしまう。
どうも1日に一定数しか受付しない様子。混んでいる日はすぐ受付終了になるみたい。なんてこったい入国管理局本部。
11/16(プトラジャヤ行3回目)
昨日の教訓から今朝は6:00のバスに乗り、7:00過ぎにはMM2Hルーム前に到着。ところがすでに順番待ちの行列ができていました。
7:30にドアが開き番号札が取れました。10:00にカウンターに呼ばれ、書類の確認をして申請の書類提出はOK。
引き換え券的な書類をもらい、30日後においで、と言われます。次回でビザの更新が終わるのだなと、この時は疑いもしませんでしたね。
12/18(プトラジャヤ行き4回目)
30日後に入国管理局本部に行ったら予想もしていない事態になりました。
詳細はすでに公開しているこちらをご覧ください。
MM2Hビザ受け取りに行ってみた(速報!場所が変わっていました) に移動します。
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