1月初旬にとあるヒンドゥー教寺院前を通ると「HAPPY PONGAL」と記されたバナー(横断幕)がありまして、2024年1月15日(月)からとか。
ポンガルって何だ? 調べてみるとインド南部タミルナードゥ州を中心に行われている収穫祭で4日間に渡り祝われるらしい。
初日 …ボーギ・ポンガル(Bhogi Pongal)インドラ神に祈り大掃除をする
2日 …スーリヤ・ポンガル(Surya Pongal)太陽神に祈りを捧げる
3日 …マットゥ・ポンガル(Mattu Pongal)牛など家畜に感謝をする
4日 …カナム・ポンガル(Kanum Pongal)家族やコミュニティとすごす
マレーシアのインド系住民はタミルナードゥから来たタミル語を話す人の子孫が多いので、ポンガルが行われるようです。ポンガルの様子を見にインド系住民の多いブリックフィールズに行ってみました。
ポンガル初日ブリックフィールズに行ってみた
クアラルンプール交通の要衝KLセントラル駅の周辺がブリックフィールズ。リトル・インディアとも呼ばれるインド人街です。
北側のインド人居住区にある寺院に未明のウォーキングで行ってみたら何やら儀式の準備中。大掃除のゴミを燃やす儀式かな?
夕方にブリックフィールズ南側にある観光インド人街に行ってみました。ディパバリの時は屋台が出てにぎやかだったので期待をして行ってみたら「あれっ?」。
豊穣のシンボルであるサトウキビはあちらこちらに飾られていますが、お祭りの雰囲気はゼロですね。
※ ディパバリのインド人街の様子はこちらをご覧ください
2023ディパバリ直前のインド人街に行ってみた
KLセントラル駅に向かう大通りはインドレストランが多いが、一軒の店が店舗前で何やら調理中。
ポンガルは「あふれでる」という言葉が源の名称で、米を炊いた時にブクブクと泡があふれでる様子に「豊穣」のイメージをダブらせているようです。
店舗や家庭で土鍋で米を炊くのがポンガルのお約束みたい。
YouTubeで昨年のポンガルを調べたらブリックフィールズに牛がいる映像を発見。これは家畜に感謝をする3日目の行事だと思い、行ってみたが何もやっていませんでした。
日にちや時間が限定されているのか、今年はやらなかったのか不明です。
花火をガンガンにあげるディパバリと違い、ポンガルは地域や家庭で穏やかに祝う祭りのようです。
インド衣装店や装飾品店が多いマスジッド・インディアの店舗もサトウキビ飾りを置いたり、セールをするぐらいで静かなものでした。
ポンガルは静かな祭りのようですが、この後ヒンドゥー教の奇祭タイプーサムが1/25にあります。これは大勢が参加し派手? というかフォトジェニックな祝祭ですね。またレポートしてみます。
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