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届かない荷物を探しに郵便局に行ってみた

 旅行ブロガーのトラタロウです。『トラベルダイアリートラタロウ』というブログを書いていますが、海外旅行趣味が高じて2022年11月末からマレーシアのクアラルンプールに移住しました。移住や現地の生活の様子をレポートしています。
 日本を出る前に、引っ越し荷物には入れられない食品などを国際郵便で送りましたが、待てど暮らせど届きません。マレーシアの郵便局POS MALAYSIAに探しに行きました。

※ トップ画像はマレーシア郵便局本部

目次

国際郵便で食品を海外に送ってみた

大分で見たすごく年期の入ったポスト、現役です

 マレーシアに移住する時に引っ越し荷物は某BlackCatJapanにお願いしました。
 リーズナブルな価格設定でよかったのですが、難点は食品は一切送れないこと
 家にあったほとんどの食品は消費しましたが、マレーシアでも使えそうな物は、食品も送れる郵便局の国際郵便で送ってみました。初めて使いますが、多くの先達がノウハウをまとめてくれているので、思ったより簡単です。
 ただし海外に送り、現地の郵便屋さんに届けてもらうので、名前・住所等はアルファベットで書きます。
 また危険物・禁制品の防止、関税のため現地の税関のチェックを受けるので、送る物品も全部英単語でリスト化します。

 ポイントだけ簡単にまとめると

国際郵便マイページサービスに登録
②Webで送り状を作成
 a、依頼主(送る人)の名前・住所等を入力(英語)
 b、お届け先の名前・住所等を入力(英語)
 c、どんな形で(国際小包、EMSなど)、どんな手段で(航空便、船便など)を選択

最後にこんな形で登録・印刷(この画像の氏名、住所、電話番号等はスクランブルをかけてあります)

内容品の入力(リスト)
 a、送る物品をすべて英単語で記入します
 b、数量、重量、価格、原産国(英語名)も記入します
※世界的に送れない物(危険物等)、国によって送れない物(イスラム教国に酒など)があるので、事前にチェックして入れないようにしましょう。

送る物品のリスト、今回は全部食品(歯磨きもあるけれど)

 物品の英単語は辞書やネットでも調べられますが、自分で考えてもOKかな。
dried sea weed(直訳・乾燥させた海の雑草)は海苔のつもり。あれ、シナモンパウダーがpoederになっている。まあ、これで通りました(笑)
 個々の物品の重量は適当ですが、トータルは現物の重量と合わせて方が良いかな。料金も計算されますが、実際には郵便局で計量した重量で決まります

発送関連情報登録
 発送予定日、個数、重量、保険をつけるか、受取通知(有料)をつけるか、配達できなかったらどうするか(返送、放棄、転送)などを記入。

 全部入れたら登録して送り状等を印刷(何がどれだけ必要かは受け取り国による)。あとは郵便局に送る物品と書類を持っていき手続きします。

 ※ 書類は以前は手書きもできたようですが、欧米行は手書き不可。他の地域・国もWebでの作成が推奨され、いずれ手書きは全面不可になりそうな雰囲気。正直Webで作成の方がいろいろな点で楽です。
 ※ 送るのに使う箱は適当なダンボール箱を利用してもOKですが、禁制品(花火とか)、野菜(生ものはダメ)、酒・タバコなどが描かれている箱は誤解が生じるのでダメです。

待てども来ない荷物、でもマレーシアには届いていた!

 2022年11月24日に郵便局で荷物を出し、月末にクアラルンプール入り、荷物が届くのを待ちます。普通なら船便でも2~3週間らしいが、コロナ状況下では時間が読めません。のんびり待つつもりでしたが、1月半ば過ぎても届きません。
 ところが、荷物はすでにクアラルンプールに来ていることが分かりました。送り状を作る時に、「荷物が日本から出た」、「マレーシアに着いた」、など要所要所で連絡をもらえるように設定してました。翌日には次のようなメールが来て、下のURLをクリックすると履歴情報が表示され荷物の状況が分かります。

 このようなメールが要所要所で来る、と思い込んでいましたが実はメールが来るのは1回だけ。あとは同じURLをクリックすると履歴情報が追加されているという仕組みでした。見てみると…

 荷物は11/25には発送され、1ヶ月以上どこをどうさまよったか知りませんが、12/31にクアラルンプールに着き、同日に税関をパスしてマレーシアの郵便局に渡りました。現在はマレーシアの配達局にあるようです。しかし「配達局で保留」って何よ。我が家に届けてよ。

荷物を求めて郵便局へ

マレーシアの郵便局はPOS MALAYSIA といいます
本部の荷物扱い部門

 トラタロウはそこそこの英語能力はあります。どれくらいかは英検やTOEICを受けたことが無いので客観的な指標はありませんが、MM2H(マレーシアの長期滞在ビザ)、アパートの賃貸、銀行口座の開設などをエージェントに依頼せず、自力でなんとかできる程度。
 しかし多くの日本人同様、読み書きはともかく聞き取りは苦手。電話で問い合わせできれば楽ですが、それは自信が無いので郵便局に直接出向きました。幸い家から徒歩20分の所にPOS MALAYSIA のHEADQUARTERS(本部)があり、本部なのでここで聞けば分かるでしょう。

インド人街でインド料理屋が多いブリックフィールズ
なんだか素朴なブリックフィールズの郵便局

 さすが本部なので小包部門も独立してます。問い合わせ番号を見せて検索してもらうと
「あなたの荷物はブリックフィールズ郵便局にある」と一発で答えてくれました。
 しかし、なぜブリックフィールズ? トラタロウの予想では家に一番近い郵便局と思っていたので、ちょっと遠い場所。調べるとKLセントラル駅の隣です。日本でいったら東京駅の隣という感じの繁華街 and インド人街です。

建物の横にまわってみた
何やら発送場の雰囲気

 ブリックフィールズはよく行く場所(もっぱらインド料理を食べに)ですので、郵便局もすぐにわかりました。でも開いている気配が無い(実際は開いてました)ので建物の横にまわると荷物を発送する場所の雰囲気。どうもここは国際荷物の取り扱い場のようです。

なぜか誰も利用者がいない局内
荷物用カウンター

 局の職員に依頼主の控え書類(追跡番号付き)を見せると、調べてくれて窓口に案内してくれました。そして…

2ヶ月ぶりに見る荷物、大きな画像をつかっちゃいます

  出てまいりました。無事クアラルンプールには着いていました。
 「記載してある電話番号が日本のものだったので、連絡できなかったよ」と言われまして、それは納得。発送した段階ではマレーシアの電話番号はまだもってなかったので。
 でも、届けてくれなかったの? 7割は在宅していたのに。不在票はポストに置いてくれなかったの? 毎日確認してたのに、と突っ込みたいところですが、荷物があっただけでありがたいのでやめました。
 なにしろ返送・転送すると費用がかかるので、届けられない場合は放棄にチェック入れてました。気づくのがもっと遅かったらヤバかったかも。ネットを見るとマレーシアの郵便事情には皆さん苦労されているようです。

※ 国際郵便がなかなか届かなかった経験者のブログ に移動します

 荷物の中は処分しきれなかった1万5千円相当の食料品など。実はクアラルンプールなら同じ物や類似品が入手可能。マレーシアで売られる日本製品の種類はすごいです、アンメルツだってあります。ただ、価格は日本の2倍ぐらいしますね。

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この記事を書いた人

『KLダイアリートラタロウ』お読みいただきありがとうございます。
姉妹ブログとして旅行と海外食生活をテーマにした『トラベルダイアリートラタロウ』https://tabivoyagetrip.blog/ もありますので、よろしければご覧ください。

コメント

コメント一覧 (2件)

  •  日本からクアランプールに送られた荷物がどのような経路で送り先の住居に配送されるのか、またどこの事業所が関与してくるのか、またどんなことに気を配ったら良いのか、等々だいぶ勉強になりましたね、その努力は流石です。これからも無理をしないで頑張ってください。それでは又。

    • お読みいただきありがとうございます。
      なにぶん初の海外生活ですので悪戦苦闘中。旅行とは違った問題が出てくるので大変ですが、それを楽しめるように頑張ります。マレーシアはまだ英語で通じるのが良いところです。

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